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「高校生井戸端会議」を無事開催 "Youth Gathering of High School Students 2020" was held successfully.

5月17日(日)に「2020年 高校生井戸端会議」を無事開催しました。

 日本(沖縄県)、マレーシア(ペナン)、タイ(ランパン)の3カ国の高校生がスクリーンに一堂に会し、テーマに沿ってお互いの意見を交換しました。

今回のテーマは、「今の暮らしの様子を教えて」です。

 今回、初めて、各家庭からビデオ通話を使って参加する形をとりました。もちろん、新型コロナウィルス対策です。
 各家庭から個別に参加するとなると、画面構成やネットワークの状態など、いろいろ新しい環境となるので、うまく行くかどうか不安もありましたが、無事成功したと言えそうです。

 今回のテーマは、まさに新型コロナウィルスに関するもので、この問題は、日本に限らず地球規模の問題なので、それぞれの国の状況を伝えあうだけでも価値あることと思い、企画しました。
 よって、細かなテーマは設けず、お互いの国の状況、学校の状況、生活ぶりを、やり取りしながら紹介しあう形式としました。

期 日:2020年5月17日(日) May 17th (Sun) 日本時間10:30 - 12:00

参加者:各国の高校生 有志 (High School Students from 3 countries.)

参加国:
 日本(沖縄) Okinawa, Japan:   Students from different schools.
 マレーシア Penang, Malaysia:   Batu Kawan Secondary School
 タイ Lampang, Thailand:   Assumption College Lampang

会場:各家庭 from home

We've held "Youth Gathering of High School Students 2020" on May 17th successfully.

Students from 3 countries (Japan, Malaysia, Thailand) gathered on a screen and discussed together.

The theme was “How Is Your Life Under This Situation?”

We orginazed a meeting where students participate individually from home for the first time.
It is valuable to share information how we are living under the threat of Coronavirus, because this crisis is really global.

They exchanged infromation of their daily lives, and were asking questions each other to learn more about things.

今回は、各画面の総数を考えて、各国5名の高校生に参加をお願いしました。加えて、それぞれの学校の先生方に通訳も兼ねて参加願いました。また、取材のため新聞記者にも参加していただきました。総数26名(画面)となります。

映像に大きな乱れはなく、ビデオ通話が止まることもなく、ほぼ順調に会議を進行することができました。

 質問や意見を取るため挙手をお願いすると、映像の微妙な遅れや多数の画面のため、誰が手を挙げているのかを見つけるのは大変でした。
 全員が同じ画面上に登場し、同じ音を聞いているので、通訳も各国同時進行というわけにはいかず、順番に通訳する必要があるなど、これまでの会場からの中継方式とは勝手が違います。
 それでも、みんな活発に自分たちの状況を紹介しあい、また相手の様子について質問をしていました。

 初めに、各国の状況を代表者が順番に紹介していきました。
 日本からは、今ちょうど規制を緩めようとしているところであること。また自分が受験生なので、勉強する時間は十分とれていること。家族と一緒にいれること。将来への不安。などを紹介しました。
 マレーシアからは、新型コロナウィルスの感染の経緯などが紹介されました。大きな集団感染がクアラルンプールのモスクの集団礼拝で起こったこと。その後ロックダウンがあり、違反者には罰金や収監などの厳しい措置が取られたこと。などの説明がありました。
 タイからは、夜間の外出制限などの説明がありました。夜間10から朝の4時まで外出が禁止されていて、違反すると罰金がかされること。また、集団感染対策のため、お酒の販売を禁止していること。などの説明がありました。

 各説明の後、他の国から自由に質問をとるなどして、活発なやりとりがありました。「罰金はいくらくらいですか?」「休みが長いと、受験に影響はないですか?」「今年のラマダンは、いつものラマダンと違いますか?」(現在ラマダン期間中)「ショッピングセンターは開いていますか? (タイは一部が開いている)」・・・などなどたくさんのやり取りがありました。

 最後に、参加者全員が順番に今日の感想を述べました。
 いつもはここで回線を切り、日本側だけで会場内で行いますが、今回は全員がオンラインなので、このような形となったわけです。逆に、おかげで他の国の参加者の感想を聞けたことは大きな収穫ともなりました。

 

 今回、初めて全員がオンラインで参加する形式の国際会議を開いたわけですが、結果としては十分な成果だったといえます。また、大きな可能性も感じました。個人が家庭から参加できることで、時差の問題や会場の制限を受けない。よって、地球の裏側も含めて、本当に世界中の子供たちをつなげる具体的手段となります。
 進行や通訳に手間取ることや、各家庭のインターネット環境・情報機器環境に依存するなどの問題はありますが、それ以上の可能性があることが分かったわけです。
 今回の経験を活かし、これから定期的に開催する方向で準備を進めたいと思います。